2017年02月14日(火)
- PSIM Cafe
フリーランモードの波形を保存する
PSIMを使っている上で知っていると便利な機能をご紹介します!
今回はフリーランモードでシミュレーションを行った際にスコープで見ている波形を保存する方法です。
PSIMには時間を区切ってシミュレーションを行うワンタイムモード、
区切らずにシミュレーションを続けるフリーランモードがあります。
フリーランモードについては下記でやり方を詳細に説明していますので、
使ったことがない方はぜひ使ってみてください。
https://www.myway.co.jp/products/movies.php?id=266#anc
ワンタイムモードではシミュレーションが終わるとSimViewが起動して細かく数字を見たりデータをリストで確認したりもできますが、
フリーランモードではオシロスコープのようにずっとデータが流れ続け、細かく数字を見るツールが無いため正確な値を見づらくなります。
今回はフリーランモードのシミュレーション結果をデータとして保存し、SimViewで確認する方法をご紹介します。
■こんな時にご活用いただけます■
・フリーランモードで見ている波形をデータとして残したい。
・スコープのデータを詳細に確認したい。
■操作方法■
1. 回路を作成します。
2. シミュレーションをフリーランモードに設定します。
3. 観測したい箇所にスコープをセットしてシミュレーションを行います。
4. スコープの「タイムスケール」の下の方にある「保存」をクリックします。
5.SimViewが起動し、フリーランモードの波形をワンタイムモードの波形の様に確認することができます。
以上です。
波形データは「ファイル名-スコープ名.smv」という名前で保存されます。
複数のプローブを置いてデータが分散してしまうときには「Merge」機能を使ってまとめて波形を確認すると便利です。
Merge機能の詳細についてはこちらをご参照ください。