2015年09月24日(木)
- PSIM Cafe
プローブを付け忘れてもデータを確認する方法
PSIMを使う上で知っていると便利な機能を
今回はプローブを付け忘れてもデータを確認する方法をご紹介します!
■こんな時にご活用いただけます
・シミュレーション時間が長く、プローブの付け忘れによる再計算を避けたい場合
・波形を確認したいポイントが決まっていない場合
・波形を見ながら追加で確認したい箇所が出る可能性が高い場合
■設定方法
1.PSIMのメニューから「オプション(Options)」→「設定(Settings…)」を開く
2.ウィンドウの「一般的情報(Simulation)」の「シミュレーション中の全ての電圧と電流を保存(Save all voltages and currents during simulation)」にチェックを入れる
■使用方法
1.設定後、シミュレーションを実行する
2.回路図のウィンドウのツールバー「電流/電圧表示」のボタン(赤いペンのマーク)をクリックし、プローブをつけていない波形を確認したい箇所をクリックする。
※全ての電圧と電流を保存する設定をしていない場合、上記のボタンはグレーアウトしています。
3.SimViewで波形を確認するには、回路図に表示されている数字に対応した「V(数字)」という変数を選択する。
以上でプローブをつけていないポイントのデータをシミュレーション実行後に追加で確認することができます。
※注意点
プローブを設置していない箇所のデータも残すことになるので、シミュレーション結果のデータ量が増大します。
シミュレーション後に追加した結果はプローブの名前を変更できません。
数が多くなると分かりづらくなる可能性があります。
操作の様子を動画でご確認いただけます!
ぜひご参照ください。