パワエレコラム

2016年06月23日(木)

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【平地研究室技術メモ】三相整流回路 No.20110828 その1

舞鶴高専の平地先生が公開している「平地研究室技術メモ」をPSIMで回路を作って実行してみました。
(平地先生には許可をいただいて製作しています。)

作った回路はDLできるようにしていますのでぜひご活用ください。

※PSIMの回路についての動作保障は致しかねますのでご了承ください。

 

今回はNo.20110828の三相整流回路です。少し長いので、記事を2つに分けています。
「その1」では半波整流回路、「その2」では全波整流回路について
シミュレーション回路と結果を書きました。

全波整流回路コンデンサ付きの全波整流回路をすでに作ったので、
それらの回路の三相バージョンです。

回路はこんな感じになりました。

PSIMには三相電源がありますので、回路図の三相電源は
単相電源×3ではなく、三相正弦波電圧源×1を使用しています。

この回路を実行してみるとこんな波形です。

技術メモの波形は三相電圧、出力電圧、出力電流を重ねて記載していたので、
同じようにしようと思いましたが電流のスケールが小さくて振幅が見えづらかったので別に出しています。

この回路の出力側にコンデンサを追加して同じように波形を見てみます。

波形はこのようになります。

単相のコンデンサ付き整流器でも同様でしたが、
技術メモには多少インダクタンス分が考慮された電流波形が描かれているので、コンデンサのみの理想回路でシミュレーションすると電流波形が少し異なります。

単相の時と同じようにインダクタンスを追加しました。

この時も、単相インダクタンス×3ではなく、
三相インダクタンス×1を入れました。
この方がインダクタンスのパラメータの入力の回数が減って
少しだけ楽に回路を作れます。

波形はこんな感じです。
最初は少し電流が大きいので、定常状態のみ確認しています。

電流波形は似てきますが、少し電圧の位相がずれます。
これも単相の回路と同じです。

技術メモは続いて三相全波整流回路が載っていますが、
少し長くなったので次に続きます。

回路は以下からダウンロードできますので、ぜひ色々動かしてみてください。
zipには回路ファイルとともに波形表示条件ファイル(.ini)を保存しています。
回路と同じ場所において実行してすると自動的に技術メモと同じ順番に波形が並びます。

※Ver.10.0.4以上のデモ版で動作が可能です。

この記事の回路ファイルのダウンロードはこちらから

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