2017年11月25日(土)
- PSIM Cafe
スコープで電流や端子間電圧を見る方法
PSIMCafeでも何度かご紹介しているフリーランモードですが、
フリーランモードで使用するスコープはそのままだと接続点とグランドとの間の電位を見ることになります。
今回はフリーランモードで電流や端子間電圧を見る方法をご紹介します。
■電流を見る方法について
電流を見る方法は2つあります。
1つ目は電流スコープを使用して電流を観測します。詳細な設定方法は下記にご紹介していますので、
既に読んでいただいた方もいるかもしれません。
▼素子に流れる電流をプローブをつけずに見る方法
https://www.myway.co.jp/column/detail.php?id=2338
しかし、電流スコープは素子に付属している機能なので素子によっては機能がなく、使用することができません。
また、並列の回路などでは見たいところに素子がない場合もあるかもしれません。
そんな時の2つ目の方法は電流センサで電圧信号として取り出してスコープに入れる方法です。
複数箇所の電流を同じスコープ上で確認したい場合も、電流センサで取り出した信号を「4チャンネルスコープ」など
複数の信号が入るスコープに入れると同じ画面上で確認することができます。
■端子間電圧を見る方法について
直列に接続されている素子の端子間電圧を見たい場合には電圧センサを使用します。
電圧を確認したい素子の両端に電圧センサを接続し、スコープに入れると電流と同様にスコープで確認できるようになります。
フリーランモードはPSIMの機能の中でも大変好評な機能ですので、ぜひご活用ください!