2016年02月18日(木)
- PSIM Cafe
波形のX軸に時間以外の値を設定する方法
今回は波形のX軸に時間以外の値を設定する方法をご紹介します。
PSIMを使う上で知っていると便利な機能として、
X軸に時間以外の値を設定する方法をご紹介します!
PSIMでシミュレーションを行うとデフォルトでX軸は時間ですが、
X軸にはシミュレーションで観測しているデータを設定することができます。
■こんな時にご活用いただけます
・太陽電池のPV特性やIV特性を描きたい
・オシロスコープのX-Y表示のように波形を表示したい
・磁気のシミュレーションでコアのB-H特性を確認したい
■使用方法
PSIMのサンプル回路「test – solar module – Solarex MSX-60 (functional model).psimsch」で説明します。
この回路はデフォルトでは以下の場所に保存されています。(デモ版の場合)
PSIMインストールフォルダ\examples\Renewable Energy\Solar Power
インストールフォルダの場所
Ver.10.0.4 : C:\Powersim\PSIM10.0.4_Demo\
Ver.10.0.3 : C:\Program Files\Powersim\PSIM10.0.3_Demo\
1.回路図上にX軸に設定したい値が観測できるようにプローブを設定します。
2.シミュレーション実行後、SimViewのメニューの
[軸(Axis)]→[X軸変数を設定(choose X-Axis Variable)]をクリックします。
3.軸に設定したい変数を選択します。
以上でX軸にプローブで観測した値を設定することができます。
このサンプル回路では波形としてIを設定し、横軸にVを設定したので
IV特性を確認することができます。ぜひお試しください!