2016年10月18日(火)
- PSIM Cafe
【平地研究室技術メモ】SEPICコンバータ No.20111229
舞鶴高専の平地先生が公開している「平地研究室技術メモ」をPSIMで回路を作って実行してみました。
(平地先生には許可をいただいて製作しています。)
作った回路はDLできるようにしていますのでぜひご活用ください。
※PSIMの回路についての動作保障は致しかねますのでご了承ください。
今回はNo.20111229 SEPICコンバータです。
平地研究室技術メモ「SEPICコンバータ」を元に回路を作りました。
回路はこんな感じになります。
トランジスタのON/OFFのゲート信号はスイッチゲート信号ブロックを使っています。
(スイッチゲート信号ブロックの詳細説明はこちらの記事を参照してください。)
この回路を実行してみます。
回路の応答が収束しているところを見るために、シミュレーションの表示を0.1999s~0.2sにしています。
収束するのにだいぶ時間がかかっているような気がするので、もっと良いパラメータがあったかもしれないですね。
ちなみに今はデューティ0.5ですので、降圧や昇圧をさせてみたいと思います。
デューティ0.25、入力電圧は12Vにすると出力電圧は4Vになります。出力電圧を確認してみるとちゃんと4Vが出ていました。
昇圧はデューティを0.75にすると計算上は出力電圧36V。
こちらもちゃんと出ていることがわかります。
SEPICコンバータは技術メモにもありますが、出力の極性が入力電圧と同じで使いやすいという特長があります。
回路は以下からダウンロードできますので、ぜひ色々動かしてみてください。
zipには回路ファイルとともに波形表示条件ファイル(.ini)を保存しています。
回路と同じ場所において実行してすると自動的に技術メモと同じ順番に波形が並びます。
※Ver.10.0.6以上のデモ版で動作が可能です。
この記事の回路ファイルのダウンロードはこちらから