2016年02月29日(月)
- PSIM Cafe
【平地研究室技術メモ】コンデンサは電流で充電、リアクトルは電圧で充電する No.20060820
舞鶴高専の平地先生が公開している「平地研究室技術メモ」をPSIMで回路を作って実行してみました。
(平地先生には許可をいただいて製作しています。)
作った回路はDLできるようにしていますのでぜひご活用ください。
※PSIMの回路についての動作保障は致しかねますのでご了承ください。
今回はNo.20060820のコンデンサとリアクトルの充電についてです。
平地研究室技術メモ「コンデンサは電流で充電、リアクトルは電圧で充電する」を元に回路を作りました。
電圧源にリアクトルのみをつなぎ、電圧をかけ続けるとどうなるか?
この回路をPSIMでシミュレーションするために以下のような回路にしました。
技術メモではスイッチを使って、0secでONして1secまでの波形を見ていましたが、
シミュレーションでは0secより前の波形は見れないので
同じようにスイッチを使っていますが0.1secでON、1.1secまでシミュレーションを行うようにしました。
結果は以下のようになりました。技術メモにある波形と同じですね。
リアクトルに電圧をかけ続けると電流がどんどん上がっていくことが分かります。
これはリアクトルの電流はリアクトルにかかる端子間電圧の積分と同じです。
同様にCも同じように技術メモにある回路をPSIMで実行できるようにしてシミュレーションをしてみました。
こちらもコンデンサの電圧がどんどん上がっていますね。コンデンサに流れる電流の積分値と同じです。
回路は以下からダウンロードできますので、電源を交流にしたり、
積分器や微分器のブロックを使ったりしてぜひ色々動かしてみてください。
※Ver.9.3以上のデモ版で動作が可能です。