PE-Inverter
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インバータユニットの購入時に回路図も付属されていますか?
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はい。取扱説明書と一緒に回路図、接続図が付属されています。
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PE-InverterはPE-Expert4のみ接続可能ですか?
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いいえ。PE-Expert4および他社製のボードや自作ボードも接続可能です。
Typhoon HIL
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HILSと実機はどの程度違うの?
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時間分解能が限られるため、全てにおいて実機を模擬するということではございません。
制御の検証がHILSの用途のメインのため、実機の損失やパワー半導体の過度現象などを確認されたい用途にはあまり向いていません。
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ミニモデルがあるからHILSは要らないですよね?
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HILSがあった方が効率的で様々なリスクが低いです。
1.評価の効率性
ミニモデルは効率が悪い(実試験準備必要)
HILSは信号のみの配線のため効率が良い。
2.柔軟性
ミニモデルは実機のため、破壊を伴う。
過負荷、短絡といった試験は出来ない。
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HILSがあれば最終的に実機試験を無くせるんですよね?
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最終的な実機試験は無くせません。ただし、HILSで部分的に試験を行うことで、最終の実機試験を極力減らし、試験時間を短縮することが出来ます。
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HILSは製品評価用途のイメージだけど、研究用途でも使えるの?
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ご指摘の通り、HILS自体のイメージでいうと製品評価でのデバッグ用途が多いです。ただ、最近は研究用途でもHILSを使うお客様は増えています。研究段階での制御は、製品を破壊してしまう恐れもあります。HILSで制御検証することで、インバータやモータといったプラントを破壊せずに試験することが可能です。
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TyphoonHILとほかのHILは何が違うの?
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TyphoonHILはパワエレ専用HILSです。
主に以下のパワエレ用途に特化したメリットがございます。
- パワエレの様々な回路モデルを任意に構築できます。
主回路ブロック約70種類、モータ約30種類
※汎用HILだと三相PMSM, 誘導モータのみなど一般的な回路しかHILに実装できない場合がある。
- 高スイッチング周波数(~300kHz)の回路をリアルタイムシミュレーション可能。
高性能なサンプリング性能と演算性能が高速演算を可能とします。
- パワエレシミュレーションに専用設計されたPythonのAPI関数で
複雑なシミュレーションの実行や自動化テストが行えます。
Ex.)パワコンの系統連系規定試験項目のFRT要件など
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保守契約にはどのようなサービスが含まれますか?
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ソフトウェアライセンスと技術サポートが含まれます。
ソフトウェアライセンスとはお客様が新しく作成した回路モデルをHIL端末にインストールできるライセンスを指します。ライセンスが切れますと、作成済みの回路モデルのみしかHIL端末にインストールができなくなります。
技術サポートは基本的な使用方法からトラブルシューティングなど幅広く対応します。基本的に無償対応ですが、新しい専用機能の開発などについては有償対応となる場合があります。
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TyphoonHILの保守契約は更新時に自動的に延長されますか?
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自動延長のシステムはございません。毎年の契約更新が必要になります。
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保守契約をまとめて数年分購入することは可能か?
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可能です。
※保守=1年間のコンパイルライセンス費用
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保守契約が切れた場合、再契約には追加費用が発生しますか?
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再契約は契約再開始時から1年間分の費用が発生いたします。
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どのくらいの規模の回路やシステムをTyphoon HILでシミュレーションできますか?
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製品ラインナップページをご確認ください。
HIL端末に実装できる回路希はコア数とソルバ数等のメインプロセッサのFPGAにおける各リソースで決定されます。
例えばHIL404ですと三相インバータは最大4つまで、モータモデルは最大2つまでシミュレーションすることが可能です。
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Typhoon HILはどのようなコントローラや制御基板と接続した実績がありますか?
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モータドライブ、PCS、UPS、充電器など様々な分野で実績ございます。
基本的にはデジタル/アナログの電気信号でのHIL本体とコントローラの接続のためHIL側の電圧レンジを満たせばあらゆるコントローラと接続可能です。
また、HILの電圧レンジを拡張するためのHILコネクトというインターフェース機器もございます。
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TyphoonHILはパラメータをどの程度詳細に設定できますか?
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インバータやコンバータについては基本的には順方向電圧効果を考慮しない理想的なスイッチングとなります。回路タイプによってはIGBT, ダイオードそれぞれの順方向電圧降下を付与可能です。
モータモデルについても基本的にはインダクタンス等のパラメータは一定値となりますが、モータの種類によってはPythonのリスト形式やJMAG-RTファイルのインポートによる非線形特性の付与が可能です。
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HILSを並列で使用する場合、通信速度や処理速度は変わらないのか?落ちるのか?
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落ちません。
※並列接続は専用のケーブルを利用するため、2端末間の信号の伝達に1タイムステップ分(200nsecや500nsecなど)の遅延が生じます。ただし、全体のシミュレーションのタイムステップ自体は変わりません。
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Typhoon HILで作成モデルの他ユーザーとの共有は可能ですか?
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回路ファイル(.tse)とパネルファイル(.cus), (.runx)をそれぞれユーザー間で共有いただければ共有可能です。
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Typhoon HILのシステム拡張は可能ですか?追加のハードウェアやソフトウェアが必要ですか?
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ハードウェアにおいては同機種同士の並列接続や、HILコネクトというインターフェース機器で入出力レンジ・信号を拡張することが可能です。
ソフトウェアにおいてはCANなModbusなどの通信規格を使用したい場合には専用のソフトウェア有料オプションが必要となります。
PSIM
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PSIMに関するよくあるお問い合わせにつきまして
pCUBE
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pCUBEに関するよくあるお問い合わせにつきまして
pMOTION
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モータのトルクマップは作れますか?
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はい。モータ評価装置 pMOTION-Completeは、指定した回転数、電流、位相角の範囲でトルクマップの取得や、機械損の測定などを自動で測定することが可能です。これは人為的ミスの削減にもつながります。
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様々な種類のモータを1台のインバータで動かせますか?
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はい。モータ評価装置 pMOTIONはPMやIMを含め、様々なモータを制御することが可能です。
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新しく開発したモータはすぐに動かせますか?
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はい。モータ評価装置 pMOTIONでは、最短3ステップの操作でモータ駆動が可能です。