主回路・モータの種類
多数の主回路ブロック(インバータやコンバータなど)とモータモデルを保有。
回路シミュレータと同じ感覚でFPGA設計を必要とせずにHIL端末にモデルを実装可能!
Typhoon HILがこだわっているのはパワエレエンジニアにとっての使いやすさです。
豊富な主回路ブロックやモータモデルを用いて回路モデルを回路シミュレータのような感覚でHIL端末にビルドし、リアルタイムシミュレーションしていただくことが可能です。
モデルのコンパイル~ビルドまでたった約1分で完了します。
①主回路ブロックとモータモデルのご紹介
主回路ブロックやモータモデルの一部をご紹介します。
主回路ブロック例
2024年9月時点において約70種類の主回路ブロックがございます。
主回路ブロック一覧の公式ドキュメントはこちら。
一般的な回路シミュレータではIGBTやMOS-FET、ダイオードが単独の個別ブロックを用いて回路モデル作成を行いますが、Typhoon HILは演算最適化のため各々の専用ブロックを用いて回路モデルを構築します。これらの専用ブロックを使用することでHILでシミュレーションを行いたいタイムステップでのリアルタイムシミュレーションを可能とします。
このような回路はTyphoon HILで作れますか?といったご相談があればぜひ気軽にお問い合わせください。
次にモータモデルをご紹介します。
モータモデル例
2024年9月時点において約30種類のモータモデルがございます。
モータモデル一覧の公式ドキュメントはこちら。
一般的な三相PMSMや三相IMのモデルのほか、J-MAG RTファイルをインポート対応可能なPMSMモデルやオープンワインディング巻線構造モデルや6相(二重三相)モデルなど豊富なモータモデルを備えております。
②Dual Active Bridgeブロックのご紹介(25nsec演算対応)
Typhoon HILの最新モデル(HIL404, 606)は最小タイムステップが200nsecであり、他社製の汎用HIL製品と比較してより速いタイムステップでリアルタイムシミュレーションを行うことが可能です。200nsecのタイムステップにより200kHz~の主回路であってもより正確にリアルタイムシミュレーションを行うことが可能となります。
また、EVの急速充電で注目される回路方式のDual Active Bridgeではブロック内部で25nsecとより細かい演算を行うブロックを用意しており、200nsecのタイムステップを設定し、このDAB(Dual Active Bridge)ブロックを使用していただくことで高キャリア周波数の回路であっての位相シフトの度合いにかかわらず、より正確なリアルタイムシミュレーションを提供します。
DABブロックの公式ドキュメントはこちら。
※上記のDABコンバータブロックを使用可能なHIL端末はHIL404, 606のみとなります。HIL402ではDABコンバータブロックは使用できず、HIL604においてはブロック内部の演算が50nsecとなります。
Typhoon HIL社が特に力を入れて開発している高速演算の主回路ブロックとなります。ぜひお試しください。
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この製品に関する
よくあるご質問
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HILSと実機はどの程度違うの?
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時間分解能が限られるため、全てにおいて実機を模擬するということではございません。
制御の検証がHILSの用途のメインのため、実機の損失やパワー半導体の過度現象などを確認されたい用途にはあまり向いていません。
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ミニモデルがあるからHILSは要らないですよね?
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HILSがあった方が効率的で様々なリスクが低いです。
1.評価の効率性
ミニモデルは効率が悪い(実試験準備必要)
HILSは信号のみの配線のため効率が良い。
2.柔軟性
ミニモデルは実機のため、破壊を伴う。
過負荷、短絡といった試験は出来ない。
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ぜひご覧ください!