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■お知らせ
2021/12/27 モンテカルロ解析、感度解析、故障解析が追加されました(Ver.2021b)
2021/5/19 単相および三相のコモンモードチョーク、定電力DC負荷、降圧および昇圧スイッチモジュールが追加されました(Ver.2021a)
PSIMの基本機能
回路シミュレータPSIMの大きな機能4つを紹介します。
主な機能
1.アナログ制御によるパワー回路シミュレーション
アナログ系の制御ブロックを用いて制御回路を構成し、パワー回路を制御するシミュレーションを行なうことができます。パワー回路と制御ブロックを同じ画面上に描くことができ、色によって区別されています。サブサーキット機能を使用することにより、別画面に描くことも可能です。
2.過渡特性・周波数特性・パラメータスイープなど各種解析機能
周波数特性解析のブロックを使用すると、主回路、制御回路の周波数応答が求められます。回路がスイッチを含む場合も平均値による解析に頼ることなくスイッチングを忠実に模擬したうえで、周波数応答を求めることができます。
パラメータを任意の間隔で変化させたシミュレーション結果を比較し、最適なパラメータを検討することができます。
高速フーリエ変換(FFT)ブロックを利用して信号の基本波成分を計算できる他、波形表示ツールSimviewにて波形のFFT解析を行なうこともできます。
3.C言語ブロックを用いたプログラム制御
C言語によるプログラムを回路中に素子として組み込んでシミュレーションすることが可能です。自作のC言語プログラムが期待通りの処理をしていることを確認することができます。
自作C言語によるプログラムのサポート
DLLファイルを使用した自作Cプログラムをサポートします。さらにPSIMには直接C言語によるプログラムを入力・コンパイルできるCインタプリタが内蔵されています。この特長により、複雑な機能の実装が容易に実現できます。
4.磁気要素を用いた電気回路のモデリング
磁気要素ブロックを用いて磁気回路をモデリングすることができます。電気回路と磁気回路のパラメータからB(磁束密度)とH(磁界)を算出することができるので、B-H特性(ヒステリシスループ)を描くこともできます。