2016年11月25日(金)
- PSIM Cafe
【平地研究室技術メモ】絶縁型SEPICコンバータ No.20121230
舞鶴高専の平地先生が公開している「平地研究室技術メモ」をPSIMで回路を作って実行してみました。
(平地先生には許可をいただいて製作しています。)
作った回路はDLできるようにしていますのでぜひご活用ください。
※PSIMの回路についての動作保障は致しかねますのでご了承ください。
今回はNo.20121230 絶縁型SEPICコンバータです。平地研究室技術メモ「絶縁型SEPICコンバータ」を元に回路を作りました。
回路はこんな感じになります。
トランジスタのON/OFFのゲート信号はスイッチゲート信号ブロックを使っています。
(スイッチゲート信号ブロックの詳細説明はこちらの記事を参照してください。)
電流の観測には電流プローブではなく、素子の電流フラグの機能を使用しています。
電流フラグについてはこちらをご参照ください。
PSIMで用意されているトランスは色々種類があり、今回使用しているのは「単相トランス」です。
同じシンボルの「理想トランス」は巻数比のみの入力に対し、単相トランスは巻数比の他、1次側2次側それぞれの巻線抵抗や漏れインダクタンス、励磁インダクタンスを入力することができます。
この回路を実行してみます。
回路の応答が収束しているところを見るために、シミュレーションの表示を11.1ms~11.26msにしています。
絶縁型SEPICコンバータはデューティ0.5を境に0.5以下で降圧ですので、デューティ0.25で動作させてみます。
入力電圧は12Vですので、出力電圧は4Vです。
出力電圧を確認してみるとちゃんと4Vが出ていました。
昇圧はデューティを0.75にすると計算上は出力電圧36Vになります。
ちょっとリップルが大きい気もしますが…一応出ています。
回路は以下からダウンロードできますので、ぜひ動かしてみてください。
※Ver.10.0.6以上のデモ版で動作が可能です。
この記事の回路ファイルのダウンロードはこちらから