2016年04月19日(火)
- PSIM Cafe
素子に流れる電流、電圧をプローブをつけずに見る方法
2020/10/07 電圧も同様に観測できるようになりました!(Ver.2020a)
PSIMを使う上で知っていると便利な機能をご紹介します!
今回は素子に付属している電流を観測する機能です。
この機能を使うと素子に流れる電流をプローブをつけずに見る事ができます。
値を観測する際、ノーマルモードの時はプローブを、
フリーランモードの時はスコープを使用しますが、
同様にノーマルモードの時は電流フラグ、
フリーランモードの時は電流スコープという機能を使用します。
【ノーマルモードとは?】
シミュレーション時間を設定し、終わりの時間を決めて計算を行うモードです。
【フリーランモードとは?】
シミュレーションの終わりの時間を決めず、ずっと計算を続けるモードです。
シミュレーション制御(Simulation Control)の「フリーラン」にチェックを入れて
シミュレーションを実行します。
■こんな時にご活用いただけます
・電流プローブを入れるために素子を動かすのが面倒
・回路が煩雑になることを避けるため、プローブを減らしたい
■使用方法
1. 回路を作成する
※ノーマルモードの場合※
2.電流を見たい素子のパラメータウィンドウを開き、
「電流フラグ(Current Flag)」の値を1にする。
※フリーランモードの場合※
2.電流を見たい素子を右クリックし、
メニューの「電流スコープ」をクリックする。
選択すると回路図上にスコープの画像が現れます。
3.シミュレーションを実行します。
以上です。
ノーマルモードの場合、SimViewの波形選択では「I(素子の名前)」で表示されます!
この機能を使用するとプローブの数を減らすことができ、
回路が煩雑になることを避けることができます。
ぜひご活用ください!